アスタキサンチンの発見
アスタキサンチンが発見されたのは古くはありません。最近のことです。1938年にドイツの科学者リヒャルト・クーンらによって発見されました。リヒャルト・クーン博士の研究分野はビタミンやカロテノイドです。クーン博士は初めてビタミンBを分離した人です。クーン博士はカロテノイドと酵素の研究によってノーベル賞の受賞もしています。
クーン博士の研究分野のひとつであるカロテノイドは天然に存在する色素のことで、アスタキサンチンもカロテノイドの一種なのです。アスタキサンチンは赤い色をしています。アスタキサンチンはカニやえびの甲羅に含まれているキサントフィル類に分類される天然色素です。自然界に広く分布していますが、特にカニやえびの甲殻にたくさん含まれています。カニやえびを茹でると甲殻が赤くなるのはアスタキサンチンがあるからです。
カニやえびの他にアスタキサンチンはオキアミと言う小さな生物にも含まれています。オキアミはプランクトンのような生物で形態はえびに似ています。干しえびなどに使われています。そのオキアミを食べる鮭にもアスタキサンチンはたくさん含まれています。
